終焉とは秀吉の死のことである。
豊臣にどっぷりつかった真田信繁。この義に返すのが関ヶ原であり大坂の陣なのだろう。
秀吉の死、さびしい描写のされかただ。
遺言を徳川に無理やり書かされる場面はむごい。
鈴木京香が救いなのだ。あの声で包み込む。
竹内結子も美しい演技。あれほど表情豊かとは知らなかった。
小早川秀秋のコメディもよい。ろうそくに秀吉は自分の命を重ねたが、あっけなく消してしまう。
徳川家康暗殺の陰謀があり本多忠勝が防いだ。
これらの全ての和音として真田丸は成り立っている。
なんと美しい曲だろうと思う。全ての旋律が美しくリズムも変化に富んでいる。
豊臣の恩を受けた信繁のこれからの生き方が楽しみである。