2016年05月08日

こうなりたいと思わせる画家。安田靫彦の緻密な準備と思想

邪馬台国の女王・卑弥呼、万葉の歌人・額田王…古代ロマンあふれる歴史上の人物を描き続けた日本画家がいる。安田靫彦(ゆきひこ)。いにしえの美に込めた強烈な思いとは?

安田靫彦が活躍したのは、明治から昭和にかけての激動の時代。作品は一見すると、澄みきってしなやか。しかし、下絵の無数の線からは、完璧なまでに構図をつきつめる執念が浮かび上がった。さらには、恐ろしいほど徹底的に細部の考証に取り組んでいた。靫彦は、どんなに時代が殺伐とした方向へ進もうとも、いにしえの柔らかな美をみつめ続けた。それはなぜ? 澄みきった画面に隠された靫彦の知られざる思いとは?

結核を若い時に患い、常に死後に自分のシゴトが残ることを意識していたのであろう。
だから、普遍性をもった傑作しか描かなかった。そのためには、緻密に下書きを作った。
方眼紙を使って、完璧な形を求めた。緻密な構図の決定は、傑作しか描けぬ、描かぬという意識があったからだ。
そして、美が残るには、普遍性も必要とした。古代の美が安田の答えだった。

自分の工夫のないこのような紹介文は、後世には残らぬ。しかし、残らぬ駄文も必要と思う。しかし、消えぬ文も刻みたいと思う。

再放送は今夜。

日曜美術館「安田靫彦(ゆきひこ) 澄みきった古(いにしえ)を今へ刻む」 - NHK

posted by 大河ドラマ『真田丸』感想を主に書くブログ at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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