2016年05月01日

(日曜美術館) 近代日本西洋画の巨匠黒田清輝がヌードにこだわった理由

“近代絵画の父”黒田清輝。西洋画を日本に根付せるため、裸体画問題と格闘し続けた。“腰巻事件”などの裸体画騒動を追いながら、黒田が描いた裸婦の傑作を紹介する。

傑作「湖畔」などを描き“近代絵画の父”と呼ばれる黒田清輝(1866〜1924)明治の美術界をけん引した黒田だが、それはまた西洋絵画を日本に根づかせるため裸体画問題と格闘し続けた生涯でもあった。“風俗壊乱”と非難を浴びた裸婦像「朝妝(ちょうしょう)」、3女性の裸婦像「智・感・情」、そして下半身が布で隠される“腰巻事件”を引き起こした「裸体婦人像」など裸体画騒動を追いながら黒田が描いた裸婦の傑作を紹介

日曜美術館「裸体画こそアートだ “近代絵画の父”黒田清輝の格闘」 - NHK

裸体にこだわったのは、留学先のフランスを含む西洋では、裸体が美術において、中心的な対象だったからだ。師のコランも代表作は裸体画であった。西洋は美術の中心であったから、美術の重要な題材として裸体画があったのだ。

黒田清輝は、凡庸に西洋の油絵を輸入しただけではなかった。東洋人として、新しい裸体画を提出しようとした。「智・感・情」は教会の絵画をもとにしつつ、如来、菩薩をも意識したものという。「智・感・情」では、金の背景に、輪郭線がはっきりしていた。西洋画にはない特徴であり、東洋的な精神性を感じた。他の絵画でも、東洋的なアシンメトリな構造へと改良していた。

40代になった黒田はまだ絵が下手だと言っていた。80代になったらうまく描けるかもしれないといった。50代でなくなってしまった。その求道精神を讃えたい。

生誕150年 黒田清輝 日本近代絵画の巨匠

今日夜8時から再放送。
再放送予定 - 日曜美術館 - NHK

国立博物館で展覧会中。
特別展 生誕150年 黒田清輝−日本近代絵画の巨匠

日曜美術館の特設ページも楽しい。
第3回 フランス・グレー村へ 黒田清輝旅 | 旅の紹介 | 日美旅ブログ|NHK日曜美術館:NHK

posted by 大河ドラマ『真田丸』感想を主に書くブログ at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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